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池移転

2007-10-10

福知山の浦島神社「お沼」

 

 04年の台風23号水害から3年たち、由良川築堤のため集団移転が進む福知山市戸田で、竜宮伝説が残る浦島神社の「お沼」が移転復元され、14日に完工式がある。浦島神社は水神神社とともに同じ境内にあり、社務所が洪水で傾いた。神社裏側にあった伝説の池は堤防用地にかかり、取り壊されそうになったが、地元の熱意で神社南側に移転。石組みなどは昔のままの姿で保存された。

 池は広さ約60平方メートル、水深約30センチ。亀の甲羅の形をしており、水をくみに下りる石段がある。移転後に水が枯れないよう地下水脈を調べ、元の池の撤去は8月から始めた。現況を記録しながら大小の石を移動、池を囲む玉垣も元通りに組み直した。完工式には堤防工事を進める国交省福知山河川国道事務所や同市の職員、市文化財保護審議会委員らを招き、神事がある。

 復元話を進めた神社責任役員の杉山伸一さん(76)によると、池の底に白い岩があり、これが日本海につながって竜宮城に届き、人々の願いをかなえると伝えられてきた。また、母乳の出ない母親が池の水をくんで帰り、おかゆを炊くと乳が出るようになるほか、水不足の際の雨ごい、農耕用の牛が病気にかかるとこの水を与えると回復すると信じられた。

 これらの民俗伝承に文化的価値があると市文化財保護審議会が助言。堤防用地確保と補償交渉の中で池の移転が決まり、杉山良明・神社総代らが府神社庁などと協議を重ねて、復元を条件に移転が実現した。

 竜宮伝説から、池に亀がたくさん放されていたが、撤去の際に由良川へ逃がしてやった。戸田自治会長の芦田康男さんは「台風で集落に床上浸水が相次いだ。約100世帯のうち堤防工事のため約70世帯が集団移転している。池の伝説を広く知ってもらえる説明板を立てたい」と話した。

asahi.com

 池が移転て・・・

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